昨日、2019年度宅地建物取引士試験がございました。
不動産屋にとって宅建資格は絶対に切り離すことのできない重要資格!
弊社営業もこの日に向けて、睡眠時間を削って勉強に明け暮れた日々を過ごしました。
並々ならぬ決意を胸に、この一大イベントに、弊社でも営業の串田、河野の2名が臨みました。
これは、宅建試験当日のエヌプラッツ神戸新長田店の様子です。
宅建試験終了15時過ぎ、
串田から連絡があります。串田は意気揚々とした口調で、
「今回の宅建試験はいけました!40点は堅いと思います!」
心躍るとはまさにこのこと。相当試験に対して手ごたえを感じたに違いありません。
関西学院大学が試験会場だった串田は、そこから神戸市長田区にある事務所まで車で戻る途中、
きっと笑顔が絶えなかったことでしょう。
かたや、河野からは、待てど暮らせど連絡がありません。
普段から密に連絡を取る河野にして、結果報告を怠るほど試験がダメだったのか。
と心配になりながら、こちらから河野に電話しました。
「河野さん今どこですか?」
「もうすぐ帰ります。。」
暗いし、声小さっ。
しばらくして、河野が事務所に戻ってくると意気消沈した様子です。
「よく(試験内容が)わからなかったです。」
挙句に「また来年がんばります。。」とのこと。
弊社では、宅建試験当日は試験後、速報情報に基づき、全員で答え合わせを行います。
串田も帰ってきていよいよ採点開始です。
気になる結果は、、、
串田33点!
河野37点!
自信満々だった串田はみるみるテンションが下がり、涙目に。
意気消沈だった河野はみるみるテンションが上がり、よーしゃべるww
宅建試験の合格ラインは、毎年流動的なので、
37点が合格ラインかどうかわかりませんが、(10月21日現在合格ラインは37点より下は確実そう。)
おそらく受かっている河野とおそらく受かっていない串田とで両極の結果が出ました。
宅建試験とは、たった数点の差で1年間の努力に対して、
天国と地獄を生み出す恐ろしい試験です。(どの試験もそうだと思いますが)
同じ営業所で、受かった人と受からなかった人がいる場合、周りはどんな顔をすればいいか悩みます。
おそらく人生で一番勉強した1年間を過ごして今回落ちてしまった串田の心境たるや、
とても河野を祝福できる状態ではなかったのではないかと思いますが、
串田は振り絞るような声で、
「河野さんおめでとうございます。今度みんなでお祝いしましょうね。僕は来年もがんばります。」
と言いました。
宅建は落ちてしまいましたが、この1年間自分と同じくらい努力した同志に対して、
素晴らしい祝福だったと思います。
昨日、ラグビーワールドカップで快進撃を続けていた日本代表は南アフリカ代表に敗北しました。
でも、ラグビーの素晴らしさはどれだけ試合中ガチガチにやっていても、試合が終われば、「ノーサイド」
日本代表は、南アフリカ代表に対して悔しい思いでいっぱいだったと思いますが、
試合が終われば、お互いを称え、敗者は勝者の健闘を祈る。
ラグビー日本代表に比べれば、とてもちっぽけな事かもしれませんが、
「ノーサイド」の精神はどんな場所でも感動を生み出すのかなと思った串田の祝福の言葉でした。
串田が行ったこの1年間の努力は決して無駄なものではなく、
来年に、そして今後の人生につながると思います。
努力が報われた河野は、順調にいけば今年12月から晴れて宅建士となります。
これでエヌプラッツ神戸新長田店の宅建保持者は5人中4人となりました。
来年串田も宅建に受かって、全員取得を目指します!
エヌプラッツ神戸新長田店
店長 大平諭