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芸術の秋、2つの舞台を鑑賞してきました。

芸術の秋、心を豊かにする時間を求めて、2つの舞台を鑑賞してきました。

どちらの作品も深く胸を揺さぶり、余韻が長く心に残る素晴らしい時間となりました。


11月22日、窪田正孝さん主演の舞台「チ。 ―地球の運動について―を観劇しました。

原作は漫画で、娘から「アニメが本当に面白いよ」と勧められたことがきっかけでアニメ版を視聴。

その圧倒的な世界観に引き込まれ、今回は親子で劇場へ足を運ぶこととなりました。


物語の舞台は 15世紀のヨーロッパ。

人々は「地球は宇宙の中心で動かない(天動説)」という絶対的な教えを盲目的に信じることを強いられ、

逆らう者は異端として拷問され改心しなければ処刑されるという、極めて過酷な時代でした。

その中で、若き学者たちが 命を賭して真理を追い求めて地動説を探求する姿が描かれます。

ひたむきな信念と情熱は胸が熱くなるほど美しく感動の作品です。


11月8日、KITTE大阪(JPタワー大阪)6階にある SKYシアターMBSで大竹しのぶさん主演の『リア王』を鑑賞。

2024年7月に開業したばかりの新しい劇場で、座席からの視界も素晴らしく、とても快適に舞台鑑賞ができる空間です。


シェイクスピア四大悲劇のひとつ『リア王』

5~6世紀のヨーロッパを舞台に、リア王が誤った判断から転落していく姿を描いた、

四大悲劇のうち最も悲劇的と言われる作品です。

小柄な女性の大竹しのぶさんがリア王を演じるので、序盤は配役ミスではないかと懐疑的に見ていましたが、

圧倒的な存在感で、暴君の威厳と狂気、崩れゆく魂の叫びを表現。

長女ゴネリル役の宮沢りえさんはじめとする実力派キャストが物語に深みを与え、

3時間が一瞬のように感じられるほど惹き込まれ終演後もしばらく静かに座り、余韻を感じていました。


どちらの作品もヨーロッパを舞台に時代は異なるものの、真実に向き合う者の光と、真実を誤った者の闇を描いています。

命を懸けて真理を求める強さと、それを見失うことで訪れる悲劇。

真実を見極め、正しい選択を貫く意志の大切さは、どの時代においても人が生きる上で決して失ってはならない価値であり、

人生の分岐点に立つ者の未来を大きく左右するものです。

弊社は、お客様の大切な不動産購入という重大なご選択に関わらせていただく立場にあります。

その責任を胸に、常に誠実で真実に基づく判断を心掛け、お客様の想いに寄り添い続ける姿勢を改めて強く誓いました。

株式会社エヌプラッツ 代表取締役 南原肇