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安藤忠雄展|青春

令和7年7月20日(日)安藤忠雄展「青春」に行ってきました。

大阪梅田のグラングリーン大阪で令和7年3月20日から7月21日まで開催されておりました。

安藤先生は大阪出身で、大学に進学せず独学で建築を学び

建築のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞を2002年に受賞されました。

世界的な建築家、安藤先生の素晴らしい作品を

スケッチ、設計図面、精巧な模型、建築の再現ブース、趣向を凝らして展示されており

大盛況で素晴らしいものでした。

住吉の長屋

竣工:1976年/大阪市住吉区の個人住宅

敷地57㎡(約17坪)の狭い土地にコンクリート打ちっぱなしで中庭を設け、

リビングから寝室を通るのには一度屋外に出る必要があるという常識では考えられない発想で建築された

1979年 日本建築学会賞を受賞した安藤先生の存在を世に知らしめた作品です。

光の教会

竣工:1989年(周辺建物は1999年に整備) /大阪府茨木市北春日丘(閑静な住宅街)

打ち放しコンクリートの壁に切られた十字のスリットから差し込む光が象徴で、

光そのものを信仰の象徴としたシンプルで静謐な建築です。

水の教会

竣工:1988年/北海道・占冠村の「星野リゾート トマム」内にある礼拝堂

自然と祈りの融合をテーマにした建築で、水盤に浮かぶ十字架と開閉式の正面壁が特徴。

自然光とコンクリートが調和し、静けさと神聖さを演出しています。

ブルス・ドゥ・コメルス(ピノー・コレクション)

2018年から改修工事を行い2021年に開館/パリ中心部にある歴史的な円形建築を改修した現代アート美術館

既存のドーム型円柱建築を保存しつつ、その内部円柱状のコンクリート壁を新設。

単なる改修工事ではなく既存建築物の中に新たな建築物を造作する斬新な発想です。

収蔵品はフランソワ・ピノーの約1万点のコレクションで、現代アートと歴史建築の融合が特徴です。

真駒内滝野霊園頭大仏

竣工:2016年/札幌市にある安藤忠雄設計の大仏堂

大仏の「頭」だけが丘の上から見え、ラベンダーに囲まれた幻想的な風景が特徴。

参道のトンネルを進むと、光が差し込む天窓から仏の全身が現れるという、自然と一体となった祈りの空間です。

こども本の森

竣工:2020年/大阪市中之島にある子ども向けの文化施設

建物はコンクリートの打ち放し3階建で、約1万8千冊の絵本や図鑑が収められた本棚が

まるで森のように吹き抜け空間を囲んでいます。

安藤先生が今までの人生の“恩返し”として、子どもたちが本と出会い、自由に遊ぶことによって

感性や知識を育んで欲しいとの願いを込めて設計し建物を自費で寄贈されました。

こどもの本の森プロジェクトは

全国4ヶ所:中之島(大阪)、遠野(岩手)、神戸(兵庫)、熊本(熊本)と、

会館予定2ヶ所:松山(愛媛)、札幌(北海道)があり、多くの子供たちで賑わっているそうです。

弊社は経営理念に『不動産を通して幸せの創造に挑戦する』を掲げております。

尊敬する安藤忠雄先生の作品を見て、建築にかける情熱、顧客に最高の作品を届けるという確固たる決意を感じることができ

大変感銘を受けました。

お客様が明るく幸せな未来を迎えられるためのお手伝いができますように

社員一同、日々精進してまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。

株式会社エヌプラッツ 代表取締役 南原肇