8月も猛暑が連日続いておりますが、屋外と室内との寒暖差に身体が夏バテ気味の大平です。
先日は不動産購入を控えたお客様向けへ「物件内覧のコツ~中古戸建の場合」をお送りしましたが、
今回は「物件内覧のコツ~建売住宅(新築戸建)の場合」をお伝え致します。
建売住宅(新築戸建)を購入する際、まず2つのパターンがある事をご存じおき下さい。
①既に土地上に建築物が建てられている場合
②更地にこれから建築物を建てる予定、または建てている途中の場合
①の場合は、既に建物が建てられているので、中古戸建と同様に建物内に入って、
現在の室内の状況を確認することができます。
その際、特に注意して確認して頂きたいことが2点あります。
1、配管
新築と言えども、全てが新しくなっているとは限りません。
その中でも配管は、建物内の配管は新しくても、
敷地内引込管は古いまま使用しているケースがあります。
敷地内引込管には上水管と下水管がありますが、その中でも上水管は13㎜管が設置されている場合、
容量不足の可能性があります。
2階建てならまだしも、3階建てで3階にトイレや洗面所などある場合は、
水圧に問題が出るケースもありますので、注意が必要です。
新築戸建でも、業者に了解を得て水道メーターを開栓すれば、水を流せますので、
引渡し前までに確認しておきましょう。
2、隣地絡みのこと
新築戸建の売主は、ほとんどの場合「業者」です。
宅地建物取引業者、工務店、ハウスメーカーなどの業者が売主ですので、
業者自身がその土地に住んだ事はなく、ご近所や隣家との交流はあいさつ程度でほとんどありません。
ご近所や隣家の方との間で申し合わせ事項などを業者が知らないケースもありますので、
特に下記「隣地絡みのこと」は確認しておきましょう。
・境界はどこか?
・塀やフェンスはどちらの所有か?又は共有か?
・越境物はないか?
・窓の位置に視線のカブリはないか?また目隠しが設置されているか?
・隣地外壁との距離(人の進入が可能かどうか)
※人の進入が困難な場合、将来的に外壁などお家のメンテナンスができないケースがあります。
上記内容は新築を建てる際、業者が隣地との間で打合せしているはずなので、しっかり確認しておいてください。
また、ご近所や隣地所有者の方はいわば、その地域において「先輩」に当たる訳ですから、
入居してすぐ「先輩」に無理難題を突き付けられない様、隣家との関係性も確認しておいた方が良いですね。
②の場合、購入を決めるタイミングでは建物が完成していない状態ですので、
建物の形状や配置などは図面でしか確認できません。
きちんと現地で図面を照らし合わせ、実際使用する際に不具合がないか確認する必要があります。
特に下記事項はしっかり確認しておきましょう。
・車のサイズと前道との関係
前道が狭く、建物の配置次第では自動車を止めにくい事があります。
所有している車と建物の配置関係をしっかり確認し、ご自身の運転技術と照らし合わせ、
駐車に問題がないか確認してください。
・外構の仕上がり
ほとんどの方は建物内の仕上がりや設備などは、間取り図面や仕様書などでしっかり確認しますが、
外構関係(隣地境界上のフェンスやインターホンの配置など)は見落としがちです。
植栽や装飾なども含めて、気になる箇所は打合せをしっかり行いましょう。
新築戸建の場合、引渡しまでにいわゆる「内覧会」がございます。
その際、買主、売主、施工業者、仲介業者などが現場で不具合箇所、補修箇所などを
確認します。もし、不具合や補修箇所などがあった場合、決済引渡しまでに補修して、
物件が引き渡されるので、引渡しから補修に要する日数を逆算して「内覧会」の日時を設定します。
新築戸建の場合、故障・不具合が物件にあると、業者による保証が適用されますので、
引渡し後の補修、修理も可能ですが、実際住んで故障などがあると生活に不便をきたしますので、
出来る限り「内覧会」でしっかりチェックすることが必要です。
新築戸建とは、つい何か月か前まで世の中に存在していなかったものであり、
人の手によって作り出されたものですので、完全なものではなく、
「新築だから安心」というような事もありません。
どのような物件でも、必ず購入時のリスクはありますので、
買ってから後悔をすることが無い様、新築戸建でもチェックを入念に行って、
安心で安全なお取引を行いましょう。
追伸
もちろん弊社では、熟練した担当がお客様の気づきにくい箇所などもしっかりチェックし、
万全の状態で新築物件をお引渡しできるよう、細心の注意を払ってお取引をサポート致します。
新築住宅をご検討中のお客様はぜひ、エヌプラッツ神戸新長田店までお問合せください!
(建物パース参考例)
未完成物件でも建物パースがあると、イメージしやすいですよね♪
エヌプラッツ神戸新長田店
店長 大平諭