令和7年9月12日(金)
「政経電論」主催の講演会に行ってきました。ゲストは吉本興業ホールディングス元社長・大﨑洋さん。

テーマは「今伝えたい『頑張りすぎない経営術』とは?」でしたが、
本題より私が印象に残ったお話は、60年続いた株式上場を廃止する決断をした時のお話です。
創業家出身でない大崎社長の大きな決断は、大変な軋轢がありご苦労されたことでしょう。
上場廃止にする理由は、——映画『国宝』を見られた方も多いと思いますが
古くから歌舞伎や芸能の仕事の興行主は今でいう反社会的勢力の方も多く、深い繋がりがありました。
非上場にするためには、株主であるその方々と縁を切る覚悟が必要です。
会社を健全にするために多くの方々に立ち向かって話をつけられたそうです。
またもう一つの理由は、株主の制約を受けることなく
自由な発想でエンターメントを追求しチャレンジしていきたいとの思いからです。
しかしそのことにより吉本新喜劇や漫才を純粋に好きで株主になっていただいたファンの方に対して、
この決断が正解だったのか、今でも自問自答することがあるそうです。
大崎さんがファンのことを考えて純粋に笑いを提供することを実行してきたことが、
今の吉本興業の発展に繋がったのだと強く感じました。

出版社で雑誌「経済界」の編集長をされていた佐藤尊徳さんが、退職後、株式会社損得舎を起業され
今までのキャリアで培った政治、経済の知識や豊富な人脈を活かして
オンラインで意見や総論を発信するメディア「政経電論」を創設されました。
YouTubeで番組を拝見して興味があったので参加させていただきました。誠に有難う御座いました。


ネット配信もされていますので多くの方が視聴されたと思いますが、
参加者約30名の小さな会場でしたので一体感がありとても貴重な時間を過ごさせていただきました。
最後に質問コーナーがあり、大崎さんが『ダウンタウンの松本くん以外の質問でお願いします。』とおっしゃたので
会場大爆笑でした。
弊社は上場しておりません。株主を意識した利益至上主義には決してなりません。
大切なお客さまの幸せを最優先に考えて従業員と共に事業を展開して参ります。
株式会社エヌプラッツ 代表取締役 南原肇